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原爆の主な影響

被曝線量(DS86)の計算

被爆者個人々々が受けた被曝線量を出来るだけ正確に推定するシステムとして、現在 DS86 線量推定方式が広く使用されています。これは、原爆放射線が人体各臓器に到達するまでの諸過程を計算コ−ドに組み入れた推定方式です。
[(財)放射線影響研究所]

注:
DS86は最近改訂され、新しい線量評価体系DS02ができあがりました。この新しいDS02は、旧DS86をより精密に計算し求めたもので、根本的な改訂があったわけではありません。以下の表1に広島の場合の違いを示し、表2に長崎の場合の違いを示します。主な違いは、広島・長崎ともガンマ(ガンマ)線が7〜10%増加したことです。中性子の線量の変更はガンマ線より大きいのですが、ガンマ線と比べて線量そのものが小さく、足し合わせた総線量から比べると変更は大きいものではありません。爆心の移動は新しい地図と古い地図の間の移動で、実際の地面の移動をそのまま示すものではありません。表3に新しいDS02による放射線量を示します。

表1.DS86とDS02の相違点(広島)
DS86
DS02
原爆出力
爆発点
爆心
線量
  ガンマ
  中性子線
15キロトン
580m
16キロトン
600m
15m西へ移動

2km以内は7%程度の増加
1kmで10%くらい増加、
それ以遠で減少し1.8kmでDS86と一致

表2.DS86とDS02の相違点(長崎)
DS86
DS02
原爆出力
爆発点
爆心
線量
  ガンマ
  中性子線
21キロトン
503m
変化なし
変化なし
2m西へ移動

1〜2km 約10%の増加
1〜2km 10〜30%の減少

表3.DS02による放射線量
放射線量
距離(km)
広島(mGy)
長崎(mGy)
ガンマ
0.5
1.0
1.5
2.0
35,700
4,220
549
81
83,000
8,620
983
138
中性子線
0.5
1.0
1.5
2.0
6,480
260
9
0.4
2,970
125
5
0.2

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