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韓国(ソウル)で「HICARE-NASHIMセミナー(KIRAMS共催)」を実施

HICAREとNASHIM(長崎・ヒバクシャ医療国際協力会)は、KIRAMS(韓国原子力医学院)の御協力のもと、韓国ソウルで現地被爆者医療研修会を実施しました。医師、看護師等の医療従事者を中心に82名の参加がありました。

研修概要: 

令和7(2025)年11月10日

 開催日場所 (対象者)内容
11/10

韓国原子力医学院
(KIRAMS)

 

① 被爆者から学ぶ放射線の健康影響の知見
   講師 神谷 研二
   放射線影響研究所理事長(HICARE会長)
② ヒロシマ・ナガサキから80年、日本の原子力災害医療における教訓と課題
   講師 廣橋 伸之
   広島大学原爆放射線医科学研究所教授(HICARE幹事)
③ チョルノービリと福島の教訓
   講師 高村 昇
   長崎大学原爆後障害医療研究所教授(NASHIM運営部会副部会長)

 

①神谷会長による講演

②廣橋幹事による講演

③高村NASHIM運営部会副部会長による講演

④参加者との集合写真

成果等:

◯ 韓国には、1,500人余りの被爆者が在住しており、高齢化が進む中、被爆者の方々がより日常的に、安心して適切な医療を受けられるよう、放射線被ばく者医療に関する最新の知見を普及することができた。

○ 参加者から、「原爆被爆者に関する情報を得ることができて良かった」「漠然とした放射線被ばくへの恐れは、十分な研究結果によって払拭できるという点が大きな学びとなった」日本の放射線事故後に実施された多様な研究を知ることができ、たいへん有益だった。」「過去の経験を土台に、より良い未来に備える情熱に敬意を示します」といった感想があった。