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アメリカ(ハワイ州)で被爆者医療セミナーを実施

アメリカ合衆国には千人近い被爆者が在住しており,1977年(昭和52年)以来,広島県医師会や広島県では在北米被爆者健診団を派遣しているが,被爆者の高齢化に伴い,より日常的に,被爆者が安心して適切な医療を受けられる環境整備が望まれている。
 また,東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故の発生により,世界的に放射線被ばく者医療への関心が高まっている。
 本年度は,平成21年度のアメリカ合衆国(ロサンゼルス,シアトル,サンフランシスコ)への派遣で実施できなかったハワイ州において,セミナーを実施し,現地医師等の被ばく者医療への理解と普及を進めるとともに,現地で被爆者医療の中心となっている医師等との連携を強化し,HICARE研修への医師等派遣について一層の協力体制の確立を図ることを目的に実施した。

期間:

平成24(2012)年2月22日~2月26日

構成員:

氏  名役       職
土肥 博雄HICARE会長,
広島赤十字・原爆病院院長
児玉 和紀HICARE幹事,
(財)放射線影響研究所主席研究員
谷川 攻一HICARE幹事,
広島大学教授
福原 美百合HICARE書記,
広島県健康福祉局被爆者支援課主任専門員
羽田 敏明HICARE書記,
広島県健康福祉局被爆者支援課専門員

セミナーの概要:

(1)内容
 ・HICAREの活動について:土肥会長
 ・原爆放射線の人体影響について:児玉幹事
 ・緊急被ばく医療体制及び福島第一原子力発電所事故の状況について:谷川幹事
 ・在外被爆者援護行政について(一般市民対象のセミナーで実施):羽田書記
 
(2)開催日時及び場所等


月  日場  所 対象者 出席者
2月23日(木)クアキニへルスシステム
347 N.Kuakini Street, Honolulu
医 師 約70名
ハワイ大学JABSOM
651 Ilalo Street, Hnolulu
医学生 約40名
2月24日(金)東海インターナショナルカレッジ
2741 Kapiolani Boulevard, Honolulu
一般市民 約30名
クアキニへルスシステムにて(医療関係者向け)

クアキニヘルスシステム・梶原社長(左)と土肥会長

児玉幹事による講演

谷川幹事による講演

医療関係者の聴講風景

ハワイ大学JABSOMにて(医学生向け)

土肥会長による講演

医学生の聴講風景

東海インターナショナルカレッジにて(一般市民向け)

土肥会長による講演

谷川幹事による講演

質問する参加者

地元のラジオに出演し,セミナーへの参加を呼び掛ける

成果:

●医師対象のセミナーにおいては,クアキニヘルスシステム内外から医師,看護師,日本からの研修生,事務担当者等多くの出席があり,短時間であったにもかかわらず,活発な質疑応答があった。また,クアキニヘルスシステム社長にHICAREの活動,特に研修生受入事業について説明し,医師等の研修生としての派遣への協力を依頼した。
● 医学生対象のセミナーにおいては,ハワイ大学の医学部生を中心に大学教授も出席された。活発な質疑応答が行われ,研修生受入事業に強い興味を示した学生もいた。
●一般対象のセミナーにおいては,被爆者,その家族,一般市民,医師等が参加され,予定時間を超過して活発な質問応答があった。
●地元日本語ラジオ局の放送に出演し,HICAREの活動及び今回のセミナーについて説明した。また,地元テレビ局による取材も受けるなど,マスコミを通じてHICAREの活動を広く周知することができた。
● 上記の活動を通じて,セミナーの目的であった被ばく者医療への理解と普及,現地医師との連携,HICARE研修への医師派遣への協力体制の確立を達成することができた。