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令和3年度以降の開催状況

講演会「コロナ禍における広島の医療」を開催しました

コロナ禍における医療現場の実情と社会への影響,広島県における放射線治療の現状等について,県民・市民の皆さんに理解を深めていただくため,講演会を開催しました。

 

 行事名 

HICARE県民・市民向け講演会

コロナ禍における広島の医療-病気の診断と治療はどう影響を受けてきたか-
開催日令和4年(2022年)3月13日(日)13時30分~15時45分 
開催場所

広島国際会議場 地下2階 コスモス

オンライン同時配信
講師等 

【講演1】

「コロナ禍における医療現場の実情と社会への影響‒そのとき医療現場は‒」

講師 県立広島病院小児腎臓科主任部長/広島県医師会常任理事

大田 敏之(HICARE幹事)

 

【講演2】

「コロナ禍における放射線治療と広島県における放射線治療の現状」

講師 広島大学大学院医系科学研究科放射線腫瘍学教授/広島がん高精度放射線治療センター長

永田 靖(HICARE幹事)

 

座長 広島県健康福祉局長 木下 栄作
参加者98人(会場28人,オンライン70人)

 

 

大田敏之講師

永田靖講師

広島県立呉三津田高等学校で出前講座を開催しました

HICAREの活動紹介と次世代育成を目的として,7校目となる出前講座を県立呉三津田高等学校で開催しました。

開催日

 令和3(2021)年12月22日 (水)

開催場所 広島県立呉三津田高等学校

講 師

 (公財)放射線影響研究所 

 児玉 和紀 業務執行理事 (HICARE代表幹事)

テーマ

 原爆放射線の健康影響

 -広島・長崎での調査研究と世界の被曝者医療への貢献ー

参加者

 208人 (高1, 高2)

 

児玉講師は,カザフスタンの核実験場跡地にある「原子の湖」チャガン湖の写真等を紹介しながら,核実験や原発事故により放射線を浴びた世界の被ばく者を支援するため,HICAREが受入研修,専門家の派遣等の国際貢献活動を行っていることを伝えました。

また,児玉講師が国際連合や世界保健機関(WHO)の国際会議で活動してきた体験を,ウィーンやジュネーブの観光地等の写真を交えながら紹介。そうした国際的な活動の土台には,20代の頃に米国の病院で経験した5年間の臨床研修があるとし,「厳しい留学だったが,あの5年間の苦労が,今の仕事に生きている」と振り返りました。

講演の最後に,師と仰ぐ重松逸造・元放射線影響研究所理事長の「温故創新」という言葉を紹介。「人との巡り合いを大切にして,新しいことを創り,国際的に活躍してください」と語りかけました。

生徒からは,「世界に視野を広げて行動しようと思った」「自分でできる小さなことを積み重ねていきたい」「新しい時代を創る者となっていきたい」等の感想がありました。

広島ノートルダム清心高等学校で出前講座を行いました。

HICAREや構成機関の活動を知ってもらい,広島から世界に貢献する人材になってもらう一助になればという思いから,ノートルダム清心高等学校で出前講座を開催しました。

 

開催日

 令和3(2021)年6月10日

開催場所

 広島ノートルダム清心高等学校

講 師

 広島大学原爆放射線医科学研究所 (原医研)

 田代 聡 所長 (HICARE理事)

テーマ

 原爆放射線の健康影響

 -広島での研究と世界の被ばく者医療への貢献ー

参加者

 95人(高1: 36人,高2: 59人)

 

講師を務めた原医研の田代所長は,今年設立60年を迎える原医研について,「放射線遺伝学,統計・疫学,顕微鏡の開発、がんや白血病の治療など多彩な専門家が集まり、幅広い分野の研究・治療を行っているのが特徴」と説明されました。また,爆心地から半径500メートル以内の被爆生存者に対する総合医学的研究の紹介や,福島第一原発事故の際の広島大学の支援活動についての紹介も行いました。

 

 田代所長自身は,医学生のとき,後に指導者となる鎌田七男博士(現・広島大学名誉教授)の講義を聴いたことをきっかけに,研究の道に進んだとのエピソードを披露。現在は,CT検査などの医療被ばくによる低線量放射線について,染色体異常との関係や人による感受性の違いなどを研究していることを紹介し,「放射線の検査にはリスクもあるが,医学的なメリットはとても大きい。みんなが安心して検査を受けられるようにするために,研究を進めています」と,研究の意義を語りました。

 

また,ウィーンの国際原子力機関(IAEA)へ行き,多国籍のメンバーで行った共同研究では,1週間,朝から夕方まで議論を重ね,夜は一緒に食事をして親交を深めたという体験談を,ウィーン名物のカツレツ(ウィンナーシュニッツェル)やドナウ川の風景の写真を交えて披露し,「研究の世界は楽しく、やり甲斐があります。広島で育った人が,世界の被ばく者医療や放射線医療に関わることは重要です。ぜひ皆さんも研究の世界に入ってください」とエールを送りました。

 

 生徒たちからは,「授業で習ったIAEAが広島大学と協力していると聞いて,興味がわきました」「世界と連携して研究をするという道もあるんだと分かりました」「放射線はリスクがある一方,人の役にも立つ二面性が面白いと思いました」などの感想が寄せられました。