活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

ブラジルより医師4名を受け入れ

ブラジルより医師4名を受け入れ, 放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

1 エドソン・マサオ・コンノ

    CETAC画像診断センター 部長,超音波内科医

2 ラナ・レイミ・サノ・オカダ

  日伯友好病院 外科医

3 エルシオ・タダシ・ナカノ

  サンタクルス病院 泌尿器科医

4 ホセ・レナット・ダス・グラッサス・アマラル

    サンパウロ大学附属病院 老人医科医

研修期間:

平成31(2019)年 2月4日(月)~2月22日(金)

研修機関(研修日程順):

2月5日(月)~2月8日(金)

  広島大学病院で研修

2月12日(月)~2月15日(金) 

  広島原爆障害対策協議会

  広島赤十字・原爆病院

  放射線影響研究所

  広島大学放射線医科学研究所

  広島大学病院高度救急救命センター 

  広島市役所

  広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園 等

2月18日(月)~2月22日(金)

  広島大学放射線医科学研究所で研修

研修内容:

放射線障害診断研修

現地見学

放射線生物影響研修

広島原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター 前田所長(右)と。

広島赤十字・原爆病院 加世田副院長(右)による講義。

広島赤十字・原爆病院 メモリアルパークで濵野氏(左)と。

放射線影響研究所分子生物科学部 吉田室長(右)による講義。

広島大学 原爆放射線医科学研究所 田代聡教授(奥)による講義。

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋教授(中央奥)による講義。

広島市役所 原爆被害対策部 間所調査課長(左)と。

のぞみ園にて。鎌田医師(前列中央右),広島原爆被爆者援護事業団高井理事長(前列中央左)ほか園のみなさんと。

所感:

◆素晴らしい施設で、教授たちからそれぞれの研究分野についての講義を受け、おかげで放射線医療について最新の知識を学ぶことができました。専門的な内容に加え、日本式の生き方,働き方について知ることができたのも間違いなく素晴らしい経験であり、大いに勉強になりました。

研修の内容と期間は私には都合の良いものでしたが、 放射線事故・放射線災害についての実践的な研修がもう1週間あったとしたら,この分野での臨床的研修を完璧なものにするかもしれません。

 

◆広島での研修はすばらしいものでした。様々な種類の放射線とその人体影響があること -急性・慢性の影響やがんのリスク- など、放射線について多くを学びました。専門家による講義の数々は非常に勉強になるものでした。広島は放射線研究に関して世界で最も中心的な場所であると強く思います。

 

◆肉体的、そして精神的な両方の面で放射線が引き起こしうる恐るべき影響について学びました。そしてまた、人々の多大な努力を伴ってきた長く困難な回復の過程についても学びました。