活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

韓国より看護師等7名を受け入れ

韓国原子力医学院(KIRAMS)及び国立緊急被曝者医療センター指定病院より、看護師等7名を受け入れ、放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

氏名所属機関役職等

ホ・チュンイン

      韓国原子力医学院   

 行政職 

オ・インモ

  韓国原子力医学院 

医療技師

チョン・デハ

   東南圏原子力医学院   

 行政職 

チャン・ユソン

ソウル大学校病院

看護師

チェ・ミョンジェ

ソウル大学校病院     救急救命士   

  チョン・ヨンファン  

 全北大学校病院  医療技師

イ・ハンナ

  済州漢拏(ハルラ)病院  

 臨床病理士

研修期間:

令和元年(2019年)9月2日~9月6日

研修機関(研修日程順):

広島大学原爆放射線医科学研究所

広島大学病院(高度救命救急センター)

放射線影響研究所

広島市役所(原爆被害対策部調査課)

原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」

広島赤十字・原爆病院

広島原爆障害対策協議会

その他平和記念資料館ほか視察

研修内容

放射線被曝者医療研修

広島大学原爆放射線医科学研究所での森野准教授(中央奥)による講義の様子

広島大学病院高度救命救急センターでの廣橋教授(中央奥)による講義の様子

放射線影響研究所での分子生物科学部 林副部長(左)による講義の様子

広島市役所原爆被害対策部 間所調査課長(右)と

倉掛のぞみ園にて。鎌田医師(前列中央),広島原爆被爆者援護事業団 大東和理事長(前列左から4人目)ほか園のみなさんと

広島赤十字・原爆病院 柏戸副院長(左)による講義の様子

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 前田亮所長(左から4人目)と

山本定男さん(奥右側)による被爆体験講話の様子

所感:

◆時間の配分が素晴らしく、飽きることなく一日が早く感じられる楽しい教育でした。

◆帰国したらHICAREについて積極的に広報し、ここで学んだ知識を生かし、私の部署がさらに発展できるように寄与します。

 

◆廣橋先生と鎌田先生の講義は、今までの放射線防護の概念を新たにする契機となりました。予測できない状況では固定概念から抜け出して決断することも必要であることが分かりました。どのように対処すべきかを考え、マニュアル化してみたいと思います。

 

◆放射線の研究、病院の経験、記念館訪問などがバランスよく組み込まれていて、全般的に有益な研修でした。

 

◆HICAREの主要機関の活動についてよく分かりました。そして、被爆の実状である原爆の被害からの復旧、放射線の影響、被害者援護体他の研修と比べて一方的な講義形式ではなく、体で感じられるような教育でした。

 

◆放射線被曝者に対する支援と健康管理について、日本がどれほど努力しているかが良く分かりました。

 

◆広島大学病院、放射線研究所、赤十字病院、健康増進センターで構成されたHICAREの主要機関を回って、研究、治療、診断、予防で行われる日本の被爆者管理に対する全般的なシステムを理解することができました。

 

◆被ばくの被害程度、危険線量について学んだことを、帰国後は訓練や教育に用いてし、多くの人にもっと知らせたいと思っています。