活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

韓国より医師等3名を受け入れ

受入研修生:

1. チョン ユンチョン

    ソウル赤十字病院 内科

2. パク チェウォン

  嶺南大学病院 放射線腫瘍科 助教授

3. ソ スンポク

    釜山広域市医療院 小児科 課長

研修期間:

平成29(2017) 年6月19日~6月23日

研修機関(研修日程順):

  広島大学病院(高度救命救急センター)

 広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園

  広島原爆障害対策協議会
  放射線影響研究所

 広島赤十字・原爆病院
  広島大学原爆放射線医科学研究所

  その他平和記念資料館ほか視察   

 

研修内容:

放射線被曝者医療研修

広島大学病院高度救命救急センター 廣橋伸之教授(左から2人目)と

広島原爆被爆者援護事業団 高井巌理事長(前列左)と

広島原爆障害対策協議会健康管理・増進センター 藤原佐枝子所長(左から3人目)と

広島赤十字・原爆病院 加世田俊一副院長(右奥)と

放射線影響研究所で

広島市役所にて, 原爆被害対策部大杉部長,間所調査課長と

広島大学原爆放射線医科学研究所 田代教授による講義

所感:

◆予想よりすばらしい研修でした。大災難を乗り越えて被害者を最後まで手を尽くして養護する様子は感動的であり、また日本の底力を感じました。そしてその経験から様々な研究を通して得た研究成果を世界に発信することで国際協力する姿は他の模範となります。 

 

◆被爆者の検査時に結果をもっとしっかり把握して、被爆者の生活習慣のみならず、検診で書かれた細かい部分まで神経を使って読み取り、被爆者と相談する時に研修で学んだ内容を生かしたいと思います。

 

◆今回の研修は、原爆により人々が直面する苦痛を具体的に知る事ができ、その被害の範囲や被爆者にはどのような援護が必要で、また現在どのような援護をしているのか、その過程を知る事ができました。帰国後、核兵器が人間と環境にどのような災難をもたらすのか人々に話します。

韓国にも原発があるので、日本のように放射能に関する災害が起きる可能性があります。このような災害を想定して準備し、放射線に被爆した患者や被爆可能性のある患者をケアして管理することに役に立ちたい、そして効果的に患者をケアできる医療体系を構築するのに役に立ちたいと思っています。