活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

アメリカ・ハワイ州から医師2名を受け入れ

アメリカ合衆国ハワイ州において,原爆被爆者健診に携わっている医師2名を受け入れ,放射線被曝者医療に関する研修を行いました。

受入研修生:

ジェラルド・マッケナ
開業医 創設者・CEO

シリル・ゴシマ
開業医

期 間:

平成22年(2010年)10月17日~10月23日

研修機関(研修日程順):

広島大学原爆放射線医科学研究所
広島県立病院
広島県医師会
(財)広島原爆障害対策協議会
広島原爆養護ホーム倉掛のぞみ園
(財)放射線影響研究所
その他平和記念資料館ほか視察

研修内容:

放射線被曝者医療研修

10/19(火)午前

広島大学原爆放射線医科学研究所で,

田代聡教授の講義を受ける

10/19(火)午後

広島県立病院・高畑紳一 精神神経科主任部長と

10/20(水)

(財)広島原爆障害対策協議会,佐々木英夫所長から説明を受ける

10/22(金)

(財)放射線影響研究所, 児玉和紀主席研究員と

修了式

土肥博雄HICARE会長(広島赤十字・原爆病院院長)と

所 感:

平和大通りをバックにするマッケナ医師(左)とゴシマ医師

【マッケナ医師】
 HICAREについての深く包括的なオリエンテーションと,多岐分野の研究に関する研修に最も感銘を受けました。どの分野を網羅するかは難しいですが,HICAREスタッフの選択は素晴らしかったと思います。研修においては,被爆者への医療提供の臨床分野だけでなく,HICAREの研究分野の概要を説明していただきました。
 私の精神医学での専門分野は,依存症治療とストレス関連疾患(特にPTSD)です。ハワイ在住の被爆者に対し,標準的な心理テスト手法を用いた試験的研究を行い,これまでの研究を支持する,もしくは今後の更なる研究の方向性を示すような,ストレス誘発性の症状があるかを調査するつもりです。HICARE研修で提供された情報は,アメリカにおいても様々な防災準備や保健省において実施されるべきと感じました。 

【ゴシマ医師】
 1週間のHICARE研修では,65年前の広島への原爆投下の歴史について包括的な理解を得られました。悲惨な後遺症,被爆者医療,放射線医科学分野の研究に対する広島市や国の対応,また医師を含む広島市民が,核なき世界平和の推進に向けて強く継続的に行動していることを学びました。
 ハワイと広島の関係は長きに亘ります。この研修を終えた今,広島の医師仲間の力を借りて被爆者の定期診察を行うことを通じ,この関係を新たに継続して行き,在外被爆者に関する知識の格差をなくすことに繋がればと思います。今後もHICAREの協力を得て,ハワイの医師への研修が行われることを願います。素晴らしい体験をありがとうございました。

(社)広島県医師会を表敬訪問し,碓井静照会長(前列左)ほか皆様と