活動状況(年度別)

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活動状況(年度別)

アメリカから医師1名を受け入れ

アメリカ・南カリフォルニアにおいて,原爆被爆者健診に取り組む医師1名を受け入れ,1週間の研修を行いました。

受入研修生:

フレッド・ユタカ・サクライ
アメリカ日系コミュニティ医師会会長

期 間:

平成19年(2007年)11月18日~11月23日

研修機関(研修日程順):

(財)放射線影響研究所
広島赤十字・原爆病院
(財)広島原爆障害対策協議会
その他平和記念資料館等視察

研修内容:

現地視察研修

広島赤十字・原爆病院にて

サクライ氏(右)と広島赤十字・原爆病院 有田呼吸器科部長(左)

(財)広島原爆障害対策協議会にて

サクライ氏(左)と健康管理センター 佐々木所長(右)

所 感:

短い滞在でしたが,HICAREの関連機関を効率的視察できるプログラムを組んでいただき,感謝いたします。
 放射線被ばくに関する研究機関,医療施設,教育機関がそれぞれ連携し,有機的に機能している状況がわかりました。蓄積されたデータは大変有益なものです。
 研修のはじめに先ず訪問した平和記念資料館は衝撃的でした。この歴史的悲惨さを繰り返さないためにも,すべての科学者が訪れるべき場所です。HICAREが提供するプログラムの原点はここにあると実感しました。
 帰国後は,ロスアンゼルスの原爆被爆者診察する機会のある現地の医師に,HICAREの研修のことを伝え,できるだけ研修に参加して,放射線被ばくに関する基本的知識を身につけるよう促したいと思っています。
 また,私のクリニックを訪れる原爆被爆者を診察する際に子下位得た知識・技術を役立てたいと思います。
 さらに,一般患者であっても,X線検査やCTを選択する際には,被ばく量のことをこれまで以上に考慮したいと思います。