活動状況(年度別)

トップページ > 活動状況(年度別) > 活動状況(2000年度~2009年度) > カザフスタン国立医科大学から医師を受入

活動状況(年度別)

カザフスタン国立医科大学から医師を受入

カザフスタン共和国カザフスタン国立医科大学から研修生1名を受け入れ、広島大学原爆放射線医科学研究所で2か月間の研修を行いました。

受入研修生:

 カザフスタン国立医科大学
外科助教授 エイソン・ゼクセンバエヴ

期間:

平成16(2004)年7月2日~8月29日

研修機関:

広島大学原爆放射線医科学研究所

研修内容:

放射線障害診断研修

研修風景(武市クリニック)

所感:

  放射線被曝は、体の組織や内臓の様々な腫瘍や疾病の原因となっています。
  広島に放射線医学の研究にやって来た外科医として、私は昭和20(1945)年8月の原爆投下時、またはその後に被爆した方々に対する医療援助がどのように行われているかを観察しました。甲状腺疾患を持つ患者さんには、外科医として特に注目していました。そして広島のいろいろな病院を訪ねました。
  特筆に価するのは、武市医師のクリニックで、甲状腺疾患を持つ患者さんに質の高い医療を提供していることです。患者さんの予防医学のレベルにまで高められています。
  日本では、腫瘍病早期発見に関して全ての条件が揃っています。第1にレベルの高い専門医がいること、そして第2に最先端の技術を駆使した医療機器がありことです。
HICAREで研修をさせていただいたこの2ヶ月で、私は日本の医学は予防医学の方向に進もうとしていると感じました。これは大変重要な動きです。
  日本で得られた新たな知識は、必ず役立つことでしょう。

研修風景(済生会広島病院)